医療機関向け情報

β2GPIネオセルフ抗体とは

抗原提示された「ネオセルフ抗原」を認識する、「ネオセルフ抗体」の存在が近年発見されました。自己免疫疾患の起点となる新しい(ネオ)考え方に基づく自己(セルフ)抗原に対する抗体ということから「ネオセルフ抗体」と名付けられました。

β2GPIネオセルフ抗体と不妊症・不育症の関係

不妊症患者(特に子宮内膜症や反復着床不全)においてβ2GPIネオセルフ抗体が、高頻度で陽性となり、陽性患者に抗血小板療法を行う事で着床率が2.5倍上昇するという臨床結果が出ております。
不育症患者の約2割、特に既存の検査では原因不明となる患者の2割で陽性となり、陽性患者において抗凝固療法を行う事で生児獲得率が80%以上に上昇するという臨床研究結果が出ております。

検査の測定原理

ネオセルフ抗原は抗原タンパク質であるβ2GPIと抗原提示分子であるMHCクラスIIの複合体分子であり、その構造は細胞内で形成されることから通常の抗体検査と異なり細胞を用いた検査系となります。

多くの医療機関における導入実績

β2GPIネオセルフ抗体検査は多くの医療機関にご導入いただいております。

検査の導入

検査導入をご検討いただける医療機関様は、以下の問い合わせフォームよりご連絡ください。